記事一覧

週末お出掛けスポット 宮廷服から「 ギャルソン」まで展示する展覧会

アップロードファイル 12-1.jpgアップロードファイル 12-2.jpg

東京・表参道のジャイル ギャラリー(GYRE GALLERY)はリニューアル第2弾のイベントとして編集者の野村訓市が企画した写真展「LOOKIN THROUGH THE WINDOW」を7月20日〜8月30日に開催する。

同展のテーマは“20代、30代、40代の世代を代表する写真家が表現したファッションフォトの今”で、各世代を代表するファッションフォトグラファーが撮り下ろした作品を展示する。20代は石田真澄、ブランドパロディ30代は小浪次郎、40代は水谷太郎が参加し、クライアントの制約から離れて、それぞれが思うファッションフォトを同じテーマのもとに制作。SNSが全盛の時代において意味合いが変わってきたファッションフォトの存在価値と未来を提示する。企画には「ギンザ(GINZA)」(マガジンハウス)元編集長の中島敏子も参加し、アートディレクションは峯崎ノリテルが担当する。19日の19〜21時にはオープニングレセプションも開催する。

水谷太郎は1975年東京都生まれ。ファッション、コマーシャル・フォトを中心に活動している。13年には個展「New Journal」を開催し、2015年にはアートディレクターの永戸鉄也との共作「Still Scape」を発表。16年に「KYOTOGRAPHIE京都国際写真展」に「KG+特別展」として参加。17年には「アンダーカバー(UNDER COVER)」の写真集「Chaos / Balance」を出版し、東京・表参道のブックマーク(BOOKMARC)で出版イベントも開催した。

小浪次郎は1986年東京都生まれ。父親を撮影し続け、絶妙な親子の距離感の中で撮影された写真が高い評価を得る。2010年に「富士フォトサロン新人賞」を受賞後、13年に写真集「父をみる」を出版。ファッションやカルチャー誌のほか、ファッションブランドのカタログや広告、CDジャケット、アーティスト写真なども手掛ける。16年に活動拠点をNYに移し、「ザ・ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」や「インタビュー マガジン(INTERVIEW MAGAZINE)」などで作品を発表している。

石田真澄は1998年埼玉県生まれ。2017年に初の個展「GINGER ALE」を開催し、18年に初作品集「light year -光年-」を出版。その後は「ギンザ」(マガジンハウス)や「シュプール(SPUR)」(集英社)「スイッチ(SWITCH)」(スイッチ・パブリッシング)「ポパイ(POPEYE)」(マガジンハウス)などの雑誌で活躍する。そのほか、大塚製薬「カロリーメイト」の18年の広告キャンペーンやソフトバンク(Softbank)の2019年の広告キャンペーンなどの写真も手掛けている。